チェスボクシングとは、チェスとボクシングを交互に行い進められていく。頭脳も必要で、運動神経もよくないといけない。チェスだけやっていても体を動かしたくなる、ボクシングだけしていても、頭脳を使いたくなる。そんな人におすすめなチェスボクシングについて。今、ヨーロッパを中心に人気がある文武両道型スポーツです。
チェスボクシングは、果たして格闘技なのか、それとも知的ゲームなのか。皆さんはどう思われるでしょうか。その詳しいルールについて解説していきましょう。
チェスボクシングのルールとは?
チェスボクシングの選手は、このようなルールに沿ってチェスボクシングを行っていきます。
・その間に5ラウンドのボクシングを挟んで、交互に行い、全11ラウンド
・チェスは1ラウンドにつき4分間
・ボクシングは通常の競技スタイルと同じ3分間
・チェスとボクシングの間には1分間のインターバルが設けられる
チェスボクシングは交互にチェスとボクシングを行うため、前半ではチェスできちんと使えている頭脳も、後半になるにつれてボクシングによって相当な体力を消耗するため、疲労からチェスでの冷静な判断ができなくなってきてしまいます。
チェスボクシングはどうやったら勝ち?
チェスボクシングの勝敗の判定方法下記の通り。
・チェスの時間制限(持ち時間全12分
・対戦相手のギブアップ
・ボクシングのノックアウト
・ボクシングでのレフェリーストップ
もしチェスで引き分けとなった場合は、ボクシングの勝敗で決定されます。
チェスボクシングで一番重要なのは、ボクシングではなくチェスにあるということです。チェスでは6ラウンド行われ、それぞれの選手が、チェスのために割り当てられた時間は全部で12分のため、体力を消耗した中で、いかに、冷静且つ優位にチェスをできるかが勝敗を分けるといわれています。
チェスボクシングの魅力
チェスボクシングにおいて、最大に面白いポイントは、まさに頭脳と身体能力をかけ合わせた戦いということ。冷静さが必要なチェスと、瞬発力、動体視力が必要なボクシング。そんな相反する2つの競技が交互に行われる競技は他になく特徴的ですよね。また、チェスボクシングが生まれたきっかけは、フランスのコミック作品からということも魅力の一つ。コミックから現実のものにしてしまう発想は大変面白いものがありますね。
チェスボクシングでは合計11ラウンド戦い抜かなければいけません。その精神力を保つことは難しく、チェスボクシングを見ている観客は、頭脳、そして体力を使う選手の様子を息を呑みながら見ているのではないでしょうか。
日本ではチェスならぬ、将棋ボクシング!?
日本では、あるテレビ番組にて、チェスボクシングと類似する、将棋ボクシングが行われていました。笑
対戦者は将棋棋士の先崎学九段、そしてボクシング元世界チャンピオンの井岡弘樹が対決を果たしました!
このときは、先崎学九段が将棋にて、あと一歩まで井岡選手を追い込みましたが、ボクシングのラウンド中に井岡が先崎学九段をノックアウトし勝利しました。将棋棋士がプロボクサーにノックアウトされてしまうというなんともかわいそうな結果でした。
チェスボクシングではチェスラウンドが勝敗の要因といわれていますが、ボクシングの影響もやはり少なからず強いようです。
チェスボクシングという文武両道型スポーツのまとめ
チェスボクシングというスポーツはいかがでしたでしょうか。
今回紹介した、チェスボクシングというスポーツは、コミックから生まれた面白いスポーツですよね。世界にはまだ知らないスポーツが溢れていると同時に、チェスボクシングのような、思わぬところからアイデアが浮かび、スポーツが生まれるので、とても魅力があり、引き込まれていくでしょうね。
皆さんがもし、チェスボクシングをするなら、チェスで倒すか、ボクシングで倒すか、どちらを選び、勝ちにいきますでしょうか。