皆さんはオープンウォータースイミングという競技をご存知ですか?
オープンウォータースイミングとは、海や川、湖などの自然の場所で行われる水泳競技を指します。
国際的にもオープンウォータースイミングの名前で通っており、略式名称は「OWS」となります。
基本的には長距離を泳ぐ競技ですが、遠泳とは違いきちんとルールが定められています。
一般の参加者も増えているこの競技は今後さらに発展すると期待されています。
この機会にOWSについてもっと知っていきましょう!
歴史について知ろう
OWSの歴史は意外と古く、1980年台にはその礎がオーストラリアで定められていました。
その後世界中にOWS競技が広まっていき、日本では1995年に熱海で初めて開催されました。
現在では、日本にもOWS財団が設立され、日本の各地で大会が開催され、外国招致を兼ねた国際OWS大会も開催される用になりました。
参加者はこれまで遠泳をしていた水泳選手や長距離水泳の選手などがエントリーしていましたが、最近ではOWSだけに特化した選手も現れるようになりました。
また、通常は一般的な水泳競技を行いつつ、泳ぎのトレーニングとしてOWSを行う選手も生まれ、その選手のことを指す「デュアルスイマー」という言葉も生まれました。
オリンピック選手にもこのデュアルスイマーは多数います。
競技種目
OWSには、
・10kmを超えるコース…マラソンスイミング
と呼ばれるものがありますが、この2種類の中でも距離を細かく分けて大会が開催されています。
基本的には、5km、10km、25kmで、オリンピック競技では、10kmが規定とされています。
一般の人が参加するレースでは、5km以下のコースがほとんどで、10kmコースに挑戦できるのは限られた地域での大会のみとなります。
一番有名なのは、湘南で開催される「湘南オープンウォータースイミング大会」です。
最初は5kmほどから始めますが、自信がついてもっと自分の力を試したいという人はぜひチャレンジしてみてください。
服装についての制限
OWSには細かな規定が定められており、特に服装に関しては厳しい成約があります。
一般の部では服装自由とされていることも多いですが、基本的にはウェットスーツはNGとなっています。
大会や会場のコンディションなどによっては、服装の変更を求められる場合もあるので、参加者は各位気をつけておきましょう。
特に冬などの水温が低い時期に行われる大会では、ウェットスーツの着用が認められることもあります。
その場合、体への負担を考えて、ウェットスーツを用意しておくことをおすすめします。
日本での開催について
日本では、海や山を問わずいろいろな場所でOWS大会が開催されています。
特にシーズンとなる初夏~秋にかけては場所もさまざまになっており、住んでいる地域の近くで参加できる大会もあるかもしれません。
OWSの大会日程などは公式サイトで随時更新中ですし、そのまま参加申込みをする事もできるので、興味のある人はチェックしておきましょう。
募集要項は大会によって違いますので、参加資格を満たしているかをきちんと確認しておくようにしましょう。
また、大会の規模もそれぞれ違い150人程度の小規模大会もあれば、1000人を超える大規模な大会もあります。
どちらも特色があるので、自分に合った大会を見つけ出しましょう。
OWSをはじめよう!
OWSはこれからもどんどん拡大していく世界です。
水泳に関わっている人であれば一度は参加してみたい大会として知られており、自分の水泳能力を試す良い機会です。
プールとは違う開放感や、自然の力による抵抗を受けるスイムは一度味わえばハマってしまうこと間違いなしです。
ぜひ一度参加してみてください!