モンゴルの大自然を闊歩するトレイルランイベント「モンゴル サンライズ・サンセット」をご存知ですか?
知る人ぞ知るこのイベントは、毎年行われている大会です。
モンゴルには現在でも手付かずの自然が残されており、そこを舞台にしてトレイルランを行うというイベントです。
最長で100kmのコースとなっており、本格的なトレイルランを味わうにはもってこいです。
今回はそんなモンゴル サンライズ・サンセットについてご紹介していきたいと思います。
大会前日から楽しめる
モンゴル サンライズ・サンセットの醍醐味はやはりモンゴルの自然を体全体に感じながらコースを進むことです。
ウランバートル空港から約700km離れたフブスグル湖を臨むフブスグル国立公園の湖畔に集合します。
交通手段は飛行機や自動車などを利用し、この時点でもかなりの時間を要します。
フブスグル湖畔に到着したら、3日程はキャンプを行い他の参加者との交流を深めたり、体を環境に慣らしたりします。
この3日間では、基礎的なトレーニングをはじめ、軽いハイキング、乗馬やカヌーなどのアクティビティを楽しむ事もできます。
これまで体験したことのないトレーニングを楽しめるのもおすすめポイントです。
コースの距離と標高差
体を十分に慣らしたら、いよいよ本大会が始まります。
スタート地点は標高1,625kmの地点で、コースを回る間に標高差が変わります。
100kmコースでは累積標高差が3,365km、42kmコースでは2,255kmと体への負担が大きいこともわかります。
制限時間はどちらのコースでも18時間と設定されています。
しかし100kmコースでは42km地点をハーフのチェックポイントとし、8時間経過の時点で42kmに到達していなければ失格となります。
安心のサポート
コースの内容を知るとその過酷さがわかると思います。
そのため、コース中にはエイドステーションと呼ばれるポイントが12~15km地点に設置されています。
ここでは医師が常駐しており、参加者の健康を管理してくれます。
もしも体に不調が見える場合や怪我をしてしまった場合にはここで治療を行います。
当然ですが、続行が不可能になれば途中棄権も可能です。
こうしたサポートも充実しているのは安心できますね。
自然保護にもなる大会
コースはフブスグル国立公園内で作られていますが、日本人は公園と聞くとどうしても狭い範囲を想像しがちですよね。
しかしフブスグル湖自体がモンゴル最大の貯水量を誇り、面積も第2位となるほど大きな湖なのです。
そんな湖を囲むほどの公園ですので、敷地が広大であることがわかります。
広大なフブスグル国立公園を舞台にモンゴルの自然を感じながらトレッキングをすることで自然の雄大さを感じられるでしょう。
参加費はこの公園を維持管理するために使われているので、とても有益ですね。
申し込み方法
日本からの参加者も年々増えており、家族で参加しているグループも見られます。
日本では絶対に味わうことのできないこの大会は、今後さらに拡大していくでしょう。
参加するには、公式サイトから日本人向けのページに行くことができます。
ブラウザによっては自動的に日本向けの翻訳ページに行けるので、そこから申し込みが可能です。
申し込むときも日本支部への申し込みとなるので、わからないことがある場合も質問できます。
モンゴル目指して
内容だけを聞いていると参加するには勇気が必要になるかもしれませんが、実際に参加した人の感想や写真を見てみると、きっと参加してみたいと思えるでしょう。
モンゴルの気候・自然は日本では絶対に味わうことはできません。
また、同じ日本人も多数参加しているので特に気兼ねすることなく参加できるのではないでしょうか?
毎年参加者を募集していますので、体のコンディションを十分に整えてモンゴルの地に赴きましょう!